ベ・サンムンは大崩れで33位「これも経験」
カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催された米国男子ツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」最終日。12アンダーの4位タイから出たベ・サンムン(韓国)は1バーディ、7ボギーの「78」とスコアを大きく落とし、通算6アンダーの33位タイと悔しい結果に終わった。
3日目を終えて首位に立っていたカイル・スタンリーとは6打差ながら4位タイ。逆転のチャンスをうかがってスタートしたサンムンだったが、4番でボギーが先行。さらに6番(パー5)ではグリーン右からのショートゲームに失敗し、2つ目のボギー。7番で最初のバーディを奪い、反撃ムードに持ち込もうとしたが、後半インではティショットが乱れ、ラフからのショットを余儀なくされて12番から3連続ボギー、上がりの2ホールでも連続ボギーをたたいた。
3日目は前半で「40」とスコアを4つ落としながらも、後半に巻き返してパープレー。しかしこの日は「昨日はフロントナイン、きょうはバックナインが悪かったですね。ピンポジションも難しいけれど、ドライバーもアイアンもダメ。パターでもカバーできなかった」と苦笑いで振り返った。
それでも「これも経験ですね」と、落ち込む姿もない。夢だった米ツアーでルーキーながら、出場3試合すべてで予選を通過し、上位でプレーを続けていることで認知度もアップ。昨季の日本ツアー賞金王は「今はすごく楽しいですよ」と新天地でのプレーを満喫している。
ちなみにサンムン、このデビュー3連戦を振り返り「アメリカはやっぱり他の選手がみんな強いですね。でもコースは日本のほうが難しいですよ。狭いというのもあるし、ラフも長い」とコメント。数字だけ見れば、昨シーズン日本ツアーでたたいた1ラウンドのワーストスコアは「76」で、この最終日よりも2ストローク少ないのだが・・・。
次週の「ウェストマネジメント フェニックスオープン」は欠場し、休養に充てる。2月9日開幕の「AT&Tぺブルビーチナショナルプロアマ」から再び参戦予定。「チャンス、あると思います。また頑張りますよ!」と流暢な日本語で言い残し、コースを後にした。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)