T.ウッズが逆転で“復活優勝”/シェブロンワールドチャレンジ最終日
タイガー・ウッズが自身のホスト大会で見事な逆転勝利を飾った。カリフォルニア州のシャーウッドCCで開催された「シェブロンワールドチャレンジ」最終日。7アンダーの2位から出たウッズは5バーディ、2ボギーの「69」で回り通算10アンダーまでスコアを伸ばし、3日目終了時点で首位に立っていたザック・ジョンソンを逆転。1打差で優勝した。
ジョンソンとの一騎打ちの様相を呈した最終ラウンド。タイガーは10番で単独首位に立ち、11番までの2連続バーディでその差を一時2ストロークまで拡げた。しかし12番でボギーをたたくと、ジョンソンが13番でバーディを奪取。さらに16番のこの日4つ目のバーディで単独首位の座を奪い返した。
しかし1打ビハインドで迎えた17番(パー3)、タイガーはティショットを手前から4.5メートルにつけてバーディでタイに。そして最終18番、右奥から2メートルのバーディパットを沈めて雄叫びをあげながら力強くガッツポーズを作った。
18人の選手で行われる同大会はチャリティを目的として1999年に設立されたウッズ主催のホスト大会。米国ツアーのシーズンは終了しており、賞金ランキングおよび同ツアーの勝利数も加算されない。しかし度重なる故障、そして不倫問題から低迷を続けてきたタイガーは「素晴らしい気分だ。今年は2回勝つチャンスがあった。今回はその3回目。それを引き寄せたということ」と喜ぶ。2009年11月の「オーストラリアン・マスターズ」で優勝してから続いていた未勝利の歴史に終止符を打った。
久々の上位でのスポットライトに「緊張したかって? もちろんだ。こういうポジションでプレーするのはいつだって緊張するよ。でもすごく気持ちがいい。いつもこういう勝てるチャンスがある位置を楽しんでいるから」と笑顔を見せたタイガー。来シーズンに向けファンに大きな期待を抱かせた。
<上位の成績>
順位/スコア/選手名
1/-10/T.ウッズ
2/-9/Z.ジョンソン
3/-5/P.ケーシー
4T/-4/H.メイハン、M.クーチャー
6T/-1/J.フューリック、M.レアード、R.ファウラー