米国男子ツアー

R.マキロイ、USPGAツアー参戦に前向きな姿勢

2011/11/29 14:32
テレビマッチ後の記者会見で、USPGAツアー参戦試合数を増やす意向であると伝えた

石川遼とのテレビマッチ収録で来日したロリー・マキロイ(北アイルランド)が28日(月)、2012年度はUSPGAツアーに積極的に参戦していく意向を、収録後の記者会見で明らかにした。

「来年はこれまでよりも(USPGAの)参戦試合数を増やすことを考えている。大きな理由としては、アメリカのコースが自分のプレーに合っていることが大きく挙げられる。その結果として全米オープンで勝つことができ、そのほかのトーナメントでもよい結果を残せているのでアメリカでも頑張ってみようかなと思った」。

昨年11月、マキロイが欧州ツアーに専念するために、PGAツアーメンバーとして参加しないことを表明したが、その際にも欧州を拠点とすることで、母や父や彼女と過ごす時間を大切にしたいとコメントしていた。しかし、今季メジャータイトルを獲得以降、マキロイを取り巻く環境、さらに自身の心境も少なからず変化を感じていた。

「アメリカでプレーすることのアドバンテージと言えば、選手層が厚く、非常に高いレベルの選手がたくさんいる。その中で優勝争いに加わるためには常に最高のプレーで戦って行かなければ上位にすら入れない。まだ自分も若く、これからどんどん経験を積んでいかなければならない時だからこそ、その環境の中に身を置くことが大事だと考えた」と語った。

今後マキロイが、さらにビッグタイトルを積み上げ、歴史を築いてきた選手に名を連ねるには、自他ともにその必要性を感じずにはいられない。(神奈川県横浜市/糸井順子)