2011年 オメガミッションヒルズワールドカップ

チームジャパンは終盤に崩れる

2011/11/27 20:04
前半は笑顔が多かったが、終盤は会話も少なく重い空気に包まれた

通算14アンダー、12位タイで迎えた「オメガミッションヒルズワールドカップ」の最終日。平塚哲二池田勇太のチームジャパンは、スコアを伸ばし少しでも上位に入ることを目標にスタートした。

この日の試合形式は2日目と同じフォアサム。1つのボールを交互に打つ方式で、奇数ホールのティショットを池田が担当することになり、2日目と同じ順番で勝負に出た。1番2番と無難にパーセーブをし、3番でバーディを先行させた。

続く4番でボギーをたたいたが、5番パー3、6番パー5と連続バーディを奪い、勢いに乗りかけた。ところが、7番で平塚の2打目がグリーン奥のバンカーに突き刺さってしまった。池田の3打目はバンカーを脱出できず、このホールをダブルボギーとしてしまった。

後半に入って10番は3パットのボギー。悪い流れを断ち切れずにいたが、12番パー5、そして初日にボギーとした14番でバーディを奪い通算15アンダーまで立て直した。ところが、17番で池田のティショットは右に曲がって池の中へ。この日2つ目のダブルボギーを記録すると、最終18番は平塚のティショットが左に行き、3オン2パットのボギー。

スコアを伸ばすどころか通算12アンダーでホールアウトし、順位も20位タイまで後退してしまった。序盤の笑顔を失いホールアウトした2人は「最後の2ホールは悔やまれる・・・」と、耐えるゴルフができなかったことを後悔する。しかし2人はお互いのゴルフをより深く知ることで、また代表選手として一緒に戦いたいと言う。「今回は2人とも調子の悪い状態で入ってしまったので、普通の状態ならばもっと上で戦っていけたと思う」と話す平塚。次回ワールドカップ開催は2013年、そのときに平塚、池田が日本人選手の中でワールドランキング上位にいることができなければ、再結成はできない。(中国海南島/本橋英治)

2011年 オメガミッションヒルズワールドカップ