チームジャパンは粘って10位タイ
「オメガミッションヒルズワールドカップ」の2日目、1つのボールを交互に打つフォアサム形式で試合が行われ、平塚哲二と池田勇太のチームジャパンは同じく初日に6アンダーをマークしたイングランドと同組でスタートした。
1番でティグラウンドに上がったのは池田勇太だった。「作戦とか細かいことは考えないで、とにかく最初は勇太に打ってもらい勢いをつけたかった」という平塚。その期待通りに池田はフェアウェイセンターにナイスショット。平塚の2打目はグリーンを捉え2.5mのバーディチャンスを迎えるが、池田のパットは惜しくも決まらなかった。
スコアが最初に動いたのは前日苦戦した4番だった。フェアウェイからの2打目を、池田がピン手前1mに寄せると平塚が難なく決めてバーディ。6番パー5では、池田が2打目をグリーン手前のカラーまで運び、バーディを奪う。
ところが、9番では池田がティショットを左サイドのラフに入れてしまい、平塚の2打目はグリーンを狙えずフェアウェイにレイアップ。池田のアプローチはピン2mに寄せたがボギーにしてしまった。
後半は12番でバーディを奪い、14番ではボギーと苦戦を強いられる。そして最終18番、ティショットを打った平塚は「やっちゃった」と叫んだ。ボールは左に大きく曲がってしまったからだ。ところが、2打目を打った池田のボールはピンの手前80センチに止めるスーパーショット。平塚はバーディパットを沈め、この日のスコアを2アンダーとした。
「やばかった。あれ、2、3mに感じたわ」と最後のバーディパットを決めた平塚は池田にその時の心境を語りかけた。通算8アンダーは首位と5打差の10位タイ。「まだまだ諦める位置ではないので、頑張ります」という平塚と池田。残り2日は、これまで2日間の試合形式、フォアボールとフォアサムを繰り返すことになる。(中国海南島/本橋英治)