2011年 全米プロゴルフ選手権

P.ミケルソンが携帯電話による撮影に激怒

2011/08/14 10:55
ラウンド中に携帯電話による撮影を行ったギャラリーにミケルソンのキャディは詰め寄った

米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで開催中の海外メジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」3日目。フィル・ミケルソンが第3ラウンドのプレー中、マナー違反のギャラリーに激高する一幕があった。

騒動があったのは8番パー4。ミケルソンはティショットを右サイドに大きく曲げると、カート道の脇からのセカンドショットを余儀なくされた。ギャラリーロープの“向こう側”ということもあって、たくさんの観衆に囲まれたミケルソン。すると、スイングに入った直後、携帯電話のカメラのシャッター音が鳴り響いた。

ショットはグリーンに乗り、周囲は大歓声となったが、レフティの様子がどうもおかしい。グリーンではなく、後ろを振り返り鬼の形相でギャラリーをにらみつけた。「あいつだ!あいつ!」。“ボーン”ことキャディを務めるジム・マッケイが踵を返し、向かったのは白いキャップをかぶり、ブルーのシャツを着た学生風の男。運営スタッフとともに詰め寄り、愚行をとがめた。

ミケルソンは結局このバーディパットを見事に決めたものの、ボーンは「最近は誰でも写真を取りやがる」と捨て台詞。PGAツアーでは今季からコース内での携帯電話の使用を指定されたエリアでのみ認めているが、試合中の撮影はもちろん厳禁。この日のミケルソンは「69」で順位を6つ上げて20位タイとしたが、なんとも雰囲気の良くないラウンドとなってしまった。(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)

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