2011年 WGCブリヂストンインビテーショナル

池田勇太は72位でスタート パッティングに泣き出遅れ

2011/08/05 10:01
池田勇太のショットの安定感は前週の優勝時のような出来。パットで盛り返せるか

世界ゴルフ選手権シリーズの今季第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」が4日(木)、米国オハイオ州ファイヤーストーンCCで開幕。昨年に続く出場となる池田勇太は4ボギーの「74」でまわり4オーバーの72位タイと大きく出遅れた。

午前9時40分にスタートした池田は、序盤からグリーン上で苦しんだ。出だしの10番。ドライバーでのティショットをフェアウェイに置き、セカンドショットはピン右1.2メートルにピタリ。しかしこれを外してバーディ発進を逃すと、12番までパーオンを続けながらもスコアを伸ばせない展開が続いた。

そして6ホール目の15番。ティショットをグリーン左奥のラフに外すと、左足下がりのラフから1.5メートルに寄せるが、パーセーブできずにボギーが先行。17番で4メートル強のバーディチャンスを逃すと、第2打をグリーン左手前のバンカーに入れた18番、折り返した1番で連続ボギーを叩いて3オーバーまで後退。さらに後半4番では第1打、第2打ともにバンカーへ入れ、4つ目のボギーとしてしまった。

ラウンド後の池田は「本当にパターが入らなかったな、という感じ」とポツリ。今季初優勝をマークした前週の「サン・クロレラクラシック」から使用したパターを継続して使用し「自分が思ったところに打てている」と言うが、ことごとくカップに嫌われた。

それでもショットは良い状態キープしたまま。「パットが入るか入らないかは紙一重」。今大会は棄権や失格が無い限り全選手が4日間をプレーする。「まだ終わったわけじゃない。何が起こるかわからない」と望みを捨てるわけがない。残り3日での巻き返しを期待したい。【米オハイオ州アクロン/桂川洋一】

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