2011年 全英オープン

石川遼、全英から帰国し「今度はアイアンを強化します」

2011/07/17 20:32
全英OPから帰国した石川遼が次なる対策を語った

海外男子メジャーの今季第3戦「全英オープン」に出場した石川遼が、17日(日)に帰国した。2日間の予選ラウンドで通算14オーバー、予選カットラインに11打及ばずに予選落ちとなった原因を「アイアンショットのミスです」と明確に語った。

「いままで練習を重ねてきたドライバーショットは良かったのですが、アイアンショットでスピンのコントロールができずに、風に流されやすい弾道になってしまいました。アイアンショットに関しては練習不足だと実感していますので、今は練習での球数を増やすことが大事だと思っています」と、2日間で感じたアイアンショットの感想を話した。

昨シーズンまでの石川はキャビティバックという形状で重心位置が低くボールが上がりやすい設計のアイアンを使用していたが、今季はマッスルバックというバックフェイス部分に窪みかなく、スウィートスポットが狭めのプロ・上級者指向のアイアンを使用している。

「マッスルバックで全英に出場したのは今回が初めてで、正直、キャビティの方が良かったのかもしれないという考えもあります。今のスイングにはどの形状のアイアンが良いのかというのも、これから日本の試合に出場しながら調整していくつもりです」。スイングに合わせてアイアン自体も今後変更する可能性も示唆する。

さらに「練習方法も、全部のクラブを打ち込むのではなく、もっともスピンコントロールなどが要求されるミドルアイアンの中から1本を選んで集中的にやってみたい」と、早くも練習方法まで考えている。今週から2週間戦う北海道の地で早速、アイアンの特訓を開始する構えだ。

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