2011年 全英オープン

急遽出場の池田勇太は開幕2日前にコース入り

2011/07/13 10:31
急ピッチで調整を進める池田勇太だが、表情は決して険しくない

14日(木)に開幕する海外メジャー第3戦「全英オープン」に出場する池田勇太が12日(火)、開催コースのロイヤルセントジョージズGCで初の練習ラウンドを行った。

池田は前週、今大会への出場が急遽決定。世界ランク上位者に複数の出場条件を満たす選手が多くいたため、現在同68位の池田まで出場権が繰り下がった。開幕1週間前に3年連続の出場が決まり、大急ぎで渡英。この日は藤田寛之平塚哲二の練習ラウンドに合流し、初めて歩く芝の感触、そしてリンクス特有の強風を味わった。

今月初旬の日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」に出場後、当初は2週間のオフ期間中に試す予定だった新しいアイアンをいきなり英国の地でテスト。口元には「本当は日本ツアーで戦うために作った」と苦笑いも浮かぶ。「一週間近くクラブを握っていない」というほどのドタバタでの現地入りとなり、調整はもちろん十分ではない。

それでもこの日、早速強風の中でのプレーを強いられたのは大きな収穫。「この風の中、練習ラウンドができたのは本当に良かった。明日になって、そして試合になっていけば気持ちも上がっていくのでは」と徐々にボルテージも高まっている。

初出場の一昨年、そして昨年と全英では予選落ちが続く。しかし「このタフなコースでできる限りのプレーをしたい。まずはいつも通り最低限、予選通過を目指して、できるだけ上に行けるよう頑張りたい」と“リベンジ”に向け意気込んだ。

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