2011年 全英オープン

遼、全英へ向け出国「信念を貫くのが大事」

2011/07/07 11:14
高いモチベーションで挑むメジャー大会が自身をより高めてくれると石川遼

7日、石川遼が今季メジャー第3戦の「全英オープン」に出場するために、成田空港からイギリスに向けて出国した。

出国前に記者たちの質問に答えた石川は、「今年の会場はすごく難しいという印象ですが、全英なので天候との戦いになると思う。その中で、自分のプレースタイル、信念を貫いてプレーできるかが大事」と、意気込みを語った。

前回、ロイヤルセントジョージズGCで開催された2003年大会の映像を見たという石川は、「バンカー周りの芝がグリーンと同じくらい刈り込まれていて、バンカーに吸い込まれるように入っていく。しかも、バンカーが小さくて選手たちがすごく打ちづらそうにしていた」と、その印象を語る。それでも、全米オープンに比べると全英のコースの方が石川にとっては相性が良いそうだ。

全米プロの招待状を披露する石川。これで今年も四大メジャー大会フル出場だ

「フェアウェイが広かったり、ラフの芝質であったり、あとはOBが少なかったり、林が無かったり・・・。コースのセッティングですね」と石川。今年、メジャー対策として多用している0番アイアンの風に負けない強い球も、再びその威力を発揮することだろう。

この日、同時に今季メジャー最終戦の「全米プロゴルフ選手権」の招待状を披露した石川。これで昨年に続き四大メジャー大会すべてに出場することとなる。今年の全米オープン以降、メジャー大会に対する意識が変わったという石川は、「メジャー大会がどんどん自分を高めてくれる確信がある」と、世界最高峰の場での戦いに想いをはせる。まずは、次週の「全英オープン」。石川は、「今年の全米オープンの順位(30位タイ)を上回りたいし、今までメジャーで出したことのないスコアも出してみたい」と、力強く抱負を語った。

2011年 全英オープン