54位で終えたミケルソン「全英に向けて準備を」
3日間54ホールを終えて通算7オーバー、57位タイという位置からフィル・ミケルソンは最終日のプレーを開始した。フロントナインは6番パー5でボギーを喫してしまい1オーバーでターン。後半に入ると14番、15番、17番と3つのバーディを奪い通算5オーバーまでスコアを戻すが、最終ホールでダブルボギーを叩いてしまう。結局最終日はイーブンパーの「71」、通算7オーバー54位タイという成績で競技を終えた。
バックナインで14番、15番と連続でバーディとして意地を見せたミケルソン。16番のパー5でも2.2メートルのバーディチャンスを迎えるが、右に引っかけてしまいチャンスを逃がす。続く17番では2打目をバックスピンと傾斜をうまく使ってピン下3メートルにピタリとつけてバーディ。しかし、最終18番ではバンカーからの3打目を大きくオーバーしてしまいウォーターハザードに入れてしまう。どうにか6打目のパットをねじ込んでダブルボギーでプレーを終了した。
プレー後のインタビューでは 今大会のコース設定がとても良かったこと、素晴らしい運営の仕方、そして足を運んでくれたたくさんのギャラリーに対しコメントを残した。そして自分自身が描いていたようにプレーできなかった事を残念がっていた。
質問
大会前にあなたはメジャー大会で優勝するチャンスがまだたくさんあると話していましたが、今回のような結果に終わってしまうと少し見方が変わりますか?
ミケルソン
いえ そんなことはありません。これから全英に向けてもっとしっかりと準備をすることになると思います。これからいくつか大きな大会があります。全英、全米プロ、そしてFEDEXカップ。ですから私は2週間練習を積んでヨーロッパに行きます。
質問
18番は?
ミケルソン
タフなホールですね。あんなこともありますよ。(2打目は)5番アイアンでカーブ(スライス)させて行こうという狙いでしたが引っかけてしまい、その上カットしませんでした。 あのバンカーからのショットは簡単ではありませんでした。 お粗末なショットを打ってしまいました。
質問
今週は何が課題でしたか?
ミケルソン
今この時点ではしっかりとした答えをすることはできません。
インタビューで答えていたようにミケルソンの次なる焦点は全英オープン。今年の開催コースとなるのはロイヤルセントジョージス(サンドイッチ)。ミケルソンは2003年にプレーしたときは「74-72-73-78---297」通算13オーバーの59位タイという成績を残している。全英の前哨戦となる「バークレイズ スコットランド オープン」にも出場する予定なので、ここで良いリンクスコースでの調整ができるだろう(今年からスコットランドオープンはキャッスルシュチュアートというリンクスコースで開催)。
アンディー和田 (ゴルフチャンネル 解説者)
★ラウンド データ
74-69-77-71---291(通算7オーバー)
最終日 71(イーブンパー)
フロントナイン 37(1オーバー)
バックナイン 34(1アンダー)
・バーディ: 3ホール
・パー: 13ホール
・ボギー: 1ホール
・ダブルボギー:1ホール
・パー3: 通算イーブンパー
・パー4: 通算1アンダー
・パー5: 通算1オーバー
・フェアウエーキープ率: 71.43% (14ホール中 10ホール)
・パーオン率: 66.67% (18ホール中 12ホール)
・合計パット数: 29パット
・バンカーセーブ: 1回トライ、1パットセーブできず(0%)
・ドライビングディスタンス 2ホール平均 277.5ヤード
(計測ホール 4番ホール 269ヤード/ 6番 ホール 286ヤード)