【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全米OPレポート〈5〉】

予選は通過できなかったけど、今日はコースへ練習に行きました。藤田さん・・・絶好調でした。試合が終わった開放感からの調子の良さじゃなく、昨日の試合中にいろいろと試した中で何かを掴んだみたいです。あー、今日が初日だったらなー。間違いなく上位に行ってたのに。

終わったら何とでも言えるから、何とでも言いますよ。結果はもちろん残念でしたが、コースに叩きのめされたその中で藤田さんが何かを掴んだんだったら、それはそれでここまで来た意味があったんじゃないでしょうか。「次こそは！」と毎回言うのも何か変なのかもしれないけど、本当に僕は信じています。必ず藤田寛之が世界を騒がす日が来る事を。

試合の方はとんでもない事になってますね。マキロイが2位に8打差をつけて最終日を迎えます。4打差を逆転された今年のマスターズが頭をよぎるでしょうが、さすがに今回は楽に逃げ切ると思うな。

この難コースを3日間14アンダーで回った人間が、最終日にメチャクチャになるはずがない。プレッシャーから多少思うようなショットが打てなくなったとしても、2オーバーでは回ってくるでしょうから。それでも6打差でしょ。マキロイがメジャーを制するのはほぼ間違いないでしょう。

ただ・・・。ゴルフは何が起こるかわからないですもんね。間違いないとは言ったけど、万が一はあります。見ている立場で言わせてもらえば、前半が終わった時点で4打差以内になったらメチャクチャ面白いのに。日本に帰ってからじっくりと録画した最終日を観戦しようと思います。

今日までレポートを読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。また来週からコツコツと頑張ってきます！！