2011年 全米オープン

久保谷、全米OPデビュー初日は「よく耐えた」

2011/06/17 11:21
初出場の「全米オープン」初日を2オーバーで乗り切り、「よく耐えた」と振り返る久保谷健一

「全米オープン」初出場となる久保谷健一は、「相当な緊張があった」というスタートホールの10番(パー3)から窮地に立たされる。手前に池、奥はバンカーに挟まれ、正確なショットが要求される横長のグリーン。「手前はダメだし、奥もダメ。USオープンのしょっぱなからこんなのないなって」。ボールは奥のバンカーに捕まり、いきなりのピンチを迎えた。

だが、「(左足下がりで)こんなの目をつむって打つしかない」という2打目は、「10回に1回しか出ない」という自身も驚きのスーパーショット。ピンそば30センチに寄せてパーをセーブし、「あれで落ち着いてできた」と冷静さを取り戻す。

とはいえ、舞台は世界最高峰の難度を誇る「全米オープン」。「よく曲がった。前半はフェアウェイ(キープ)が2回くらい」とショットの乱れが、そのままボギーに直結する。11番でボギーを叩くと、14、15番と連続ボギー。1バーディ、4ボギーと3ストローク落とし、苦しい前半を終えた。

それでも「多少フェアウェイに行くようになった」という後半はプレーが安定。6番(パー5)で1.5メートル、7番(パー3)で4.5メートルを沈めて連続バーディを奪い、後半は2バーディ、1ボギー。「よく耐えた」と2オーバーにまとめ、45位タイで初日を終えた。「意気込みなんて無いですね。明日もどれだけ耐えられるかです」と、いかにも久保谷らしい言葉で2日目を見据え、まずは決勝ラウンド進出を目指す。

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