2011年 全米オープン

開幕初日が誕生日!藤田寛之「あとはやるだけ」

2011/06/16 09:25
戦う準備は整った。結果にこだわりをみせる藤田寛之に期待!

昨年に続いて2度目の「全米オープン」挑戦となる藤田寛之は、大会前日に9ホールの練習ラウンドを終えると「結構練習もできたし、ラウンドも十分したので、あとはやるだけですね」と、日に焼けた顔を引き締めた。

「やっぱりメジャーに出て、ここでの結果を求めたいという気持ちでやっている」と藤田は言う。「最近日本では、ベスト10に入っているのに浮かない顔をしてるって思われているかも知れません」というが、それは目指しているレベルが高いからこそ。たとえ国内で結果が出ても、海外メジャーで戦う自分に置き換えたときに許せないミスがあると、どうしても喜ぶことができないのだ。

「目標は4日間戦うこと。そして20位以内に入ること」と、手に入れたいことは明確だ。昨年の「全米オープン」から5試合連続での4大メジャー出場で、その環境にも慣れてきている。「日本と変わらないというか、日本以上の感じでやれるようにはなってきた」からこそ、結果へのこだわりも強まっているのだ。

大会初日の16日は、藤田の42回目の誕生日。「下が硬いから脚も痛いし、きついですよ」と苦笑いを見せるが、気持ちは逆に研ぎ澄まされている。「ゴルフから逃げないというか。真正面から取り組むというのが、シンプルだしやり遂げれば時間が一番短いと思う」と、時が磨いた自分なりの方法論で、さらなる高みを目指していく。【メリーランド州ベセスダ/今岡涼太】

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