2011年 全米オープン

遼、ドライバー回帰で昨年越えを目指す

2011/06/14 08:56
月曜日はケビン・ナらと共に練習ラウンドを行った石川遼。昨年の課題を克服しさらなる上位を目指す

先週金曜日に「全米オープン」に向けて日本を出国した石川遼は、到着した金曜日から3日間続けて9ホールずつをラウンド。この日の月曜日もインの9ホールをラウンドし、本番に向けてショットの感触を確かめた。

「(調子は)徐々に良くなっているし、時差ぼけもほとんど無いです。体調も通常通りなので、あと2日みっちり練習して、試合に備えたいです」と、その表情も明るい。昨年のペブルビーチは予選ラウンドを2位タイで通過したが、「僕はこっちの方がプレーしやすいかな」と、全長7,574ヤード/パー71(昨年は7,040ヤード/パー71)のコングレッショナルにも臆することは無い。

その理由に「芝のクセが少ないことと、距離があるのでティショットをほとんどドライバーで打つのでリズムがとりやすいこと」を挙げる石川。最近の試合では、ティショットで0番アイアンを使う場面も多かったが、400ヤード後半のパー4が多くある今大会では、まずは飛距離を優先する戦略だ。

さらに、出国前のラウンドで「ドライバーが完璧な出来だった」と、ショット自体も仕上がってきている。「何を変えたということは無くて、タイミングが合ってきた」という石川にとっては、自身の持ち味を存分に発揮できる環境といえるだろう。【メリーランド州ベセスダ/今岡涼太】

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