石川遼、2年連続出場の全米OP「昨年以上の結果を」
2011/06/10 11:51
石川遼が10日(金)、6月16日開幕の海外メジャー第2戦「全米オープン」に向け成田空港発の航空機で渡米。2年連続の出場となるビッグイベントで、昨年以上の成績を残すことを目標の一つに掲げた。
前週までの日本ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」、「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」でまさかの2週連続予選落ちを喫した石川。それでも、大舞台へ向けた闘志が揺らぐことは無かった。
オープンウィークとなった今週は栃木県内のゴルフ場で練習ラウンドを敢行。不調に陥っているパッティングの修正に重点を置いて調整した。所属事務所を同じにする山形陵馬とともに、グリーン上であえて難しいラインを選択し、実戦を想定して練習。
「ストロークやフェースの向き、リズムにとらわれず、感覚を意識した」と好調時の感性を呼び起こすことで、修正を図ったという。L字マレット型のエースパターも代えることなく、試合に臨む構え。ショットの調子はいい状態を維持しており「アメリカで早く実戦をしたいと思う。すごく楽しみ」と胸を躍らせた。
昨年ペブルビーチGLで行われた大会では、第1ラウンド4位タイ、予選ラウンド終了時で単独2位と驚異の“全米OPデビュー”。しかし決勝ラウンドでは上位についていけず、最終日に「80」をたたいて結局33位タイに終わった。世界一タフといわれるセッティングの前に「昨年は3日目までしか体力、気力が持たなかった」と“息切れ”を振り返る。それを踏まえ「昨年以上の成績を目指して頑張りたい」と、一年間で培ったものを発揮したいと意欲。「全米オープンは100%中、99%が我慢。我慢しながら攻めていくという気持ちを忘れずに頑張りたい」。強い気持ちを持って、最高峰の争いを戦い抜いていく。