2011年 マスターズ

韓国の名手が好位置に!Y.E.ヤンと崔京周が2打差3位タイ

2011/04/08 10:28
13番であわやダブルイーグルというスーパーショットでイーグルを奪ったY.E.ヤン(Harry How/Getty Images)

今季のメジャー第1戦「マスターズ」が7日(木)、ジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕。第1ラウンドで韓国のY.E.ヤン、崔京周が「67」をマークして首位に2打差の3位タイと好発進した。

4番で15メートル近いフックラインをねじ込みバーディとしたヤンは、アウトの2つのパー3でバーディを奪うなど前半を「32」で折り返す。「アーメン・コーナー」の最後のホール、13番(パー5)では残り240ヤードの第2打をユーティリティ(2番)でピンそば1メートル以内につけるスーパーショットを見せ、イーグルを決めた。

一昨年の「全米プロ」でタイガー・ウッズとの接戦を制し、アジア人で初めてメジャー大会を制したヤン。「メジャー制覇の名誉は、どんな試合に臨むにあたっても自信をもたらしてくれる」とコメントには自然と力が入る。

崔は、12番終了時点では2バーディ、2ボギーのイーブンパー。しかし13番から6ホールで5バーディを奪う猛チャージで一気に上位に顔を出した。「11番のボギーが良い薬になった。あそこをパーセーブできていたら、興奮してリズムを失っていただろう」とベテランらしい独特の分析。

2004年大会では3位。今大会が9度目のマスターズ出場とあって「ここはどのホールでも両サイドに大勢のギャラリーがいるから集中できる。どこに打てばいいかターゲットが絞れるんだ」と経験に裏打ちされた言葉が口をついた。

また、昨季の日本男子ツアー賞金王のキム・キョンテも初のマスターズで2アンダーの14位タイと好成績で初日を終えている。日本勢とともに、韓国勢からも目が離せない。

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