2011年 マスターズ

フィル・ミケルソンが連覇と2週連続優勝に挑む!

2011/04/06 17:06
前週優勝で勢いに乗るミケルソン。マスターズでは過去3度の優勝を誇っている(David Cannon/Getty Images)

先週、テキサス州のレッドストーンGCで行われた米国PGAツアー第14戦「シェル・ヒューストンオープン」で今季初勝利を飾ったフィル・ミケルソン。マスターズ公式会見に現れたミケルソンは、「ショットも確認でき、打ちたいショットを実際に試したり、距離感や軌道のコントロール、スイングやショートゲームも良い感触で来ている」と、好調維持をアピールした。

ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年、「勝利する以前から、この場所を楽しみ、コースの偉大さを感じている。心から好きな場所だし、この特別な場所でプレー出来ることに感謝している。またここで勝てたことは大きな意味を持ち、戻って来られたことは非常に幸運だ」と、世界のトッププロの誰もが思うように、ミケルソンもマスターズへの想いはひとしおだ。2週連続優勝と、連覇という2つのビッグタイトルを懸けて、今年のオーガスタに挑む。

そんなミケルソンが、注目の若手選手について質問されると、「それは各々が見たいと思う選手によると思うけど・・・若い選手なら石川遼や、ロリー・マキロイはベストプレイヤーだと思うよ」と、若手選手の実力を認める。さらに、石川が、今シーズンの獲得賞金を寄付する報道については、「彼がプロになってから言い続けているが、本当に良くできた若者だ。彼は私の半分の年齢なのに、プレーにおいても、また彼から発信するものは、実にクールだと思う」と、石川の表明を讃えた。

一旦ティグラウンドに上がれば、全員がライバルとなり、勝利への闘志がぶつかり合う。「ショートゲームを制する者が、オーガスタを制す」とミケルソン。若手の攻勢、さらにベテラン選手の経験値が生む鮮やかなプレーで、今年はどんなドラマを見せてくれるのか、その歴史的な開幕は近づいている。

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