初出場のキョンテ、2人の大先輩からアドバイス

今年の海外メジャー初戦「マスターズ」に出場する日本人選手、石川遼、池田勇太、藤田寛之、松山英樹への注目が高まる中、忘れてはいけない日本ツアープレーヤーがもう1人いる。昨シーズン、韓国人として初めて賞金王に輝いたキム・キョンテだ。

今年が「マスターズ」初出場となるキョンテ。昨日4日（月）から2日間の練習ラウンドをこなし、「11歳のころからテレビで見ていたけど、コース（の印象）が少し違う。テレビではもっとフラットに見えた」と、映像で見た印象とのギャップを口にする。また、「月曜日にこれだけのギャラリーが入っているのは初めて」と、週初めから多くのパトロンが詰め掛ける「マスターズ」ならではの雰囲気を肌で感じていた。

昨日は米ツアー7勝のチェ・キョンジュ、この日は09年の「全米プロゴルフ選手権」を制したY.E.ヤンとともにラウンドを行った。2人の大先輩からは、グリーンが今よりも本戦の方が速いこと、風の読みなどのアドバイスを受けたという。「（出場が）初めてだから、まずは予選突破」が目標。昨年の日本ツアーナンバーワンプレーヤーが、初のオーガスタでどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。