世界マッチプレーに出場の藤田「1日でも長くプレーできるように頑張りたい!」
今週23日(水)から米・アリゾナ州のリッツカールトンGCで開幕する「WGC アクセンチュアマッチプレー選手権」に出場予定の藤田寛之が、21日に成田空港で出国会見を行った。同大会から、「ザ・ホンダクラシック」、「WGC キャデラック選手権」の3戦を米国でこなし、一旦帰国して葛城で合宿後、「マスターズ」(4月7日~)に臨むスケジュールだ。
今週のマッチプレー選手権1回戦の対戦相手は、米ツアーで活躍するロバート・カールソン(スウェーデン)だ。「カールソンは、昨年のHSBCで一緒にラウンドした相手。自分より(ランキングの)上の相手から、技や、雰囲気を盗んで、新たな課題を見つけてそれを磨いていくのが、自分のやり方。まともにボールを打っていないという不安材料もあるが、1日でも長くプレーできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
例年なら開幕戦の「東建ホームメイトカップ」に向け、トレーニング中だという藤田だが、「マスターズ」出場権を得た今年はいつもと違う。「今までとは違った雰囲気で、開幕前に1つのイベントがあるような感じ。(マスターズも)1つの試合だと思って例年通り東建からスムーズなスタートが切れればと思っている」。メジャー大会を目前にし、“周囲からの期待”と、“特別な大会”、そして“平常心で臨む”という思いが交錯し、自分の中での処理が難しいと戸惑いもあるようだ。
「昨年の国内メジャー優勝から、世の中の情勢とは逆に、“藤田株”は上がっているように感じている。周囲からの期待も大きいが、20年間変えていない今まで通りのスタイルで挑戦を続けたい。それによって、(ファンが)何かを感じてもらえるように結果を残していければと思っています。結果を残すことが、日本人選手の評価にも繋がると思っているので」と力強くコメントし、会場を後にした。