T.ウッズが世界ランク3位に陥落。欧州勢が1、2位を独占
2011/01/24 09:05
UAEのアブダビで行われた「アブダビHSBCゴルフ選手権」で大会連覇を飾ったマーティン・カイマー(ドイツ)が世界ランキングで3位から2位となることが決定的となった。カイマーの浮上により、2位だったタイガー・ウッズは3位に陥落することになる。
1位は昨年ウッズから王座を奪ったリー・ウェストウッド(イングランド)がキープ。欧州勢がランキング1位、2位を独占するのは1993年7月にニック・ファルド、ベルンハルト・ランガーが君臨して以来、実に18年ぶり。奇しくも当時と同じくイングランド勢が1位、ドイツ勢が2位となった。
欧州男子ツアー公式サイトによれば「アブダビHSBC選手権」で単独2位となったロリー・マキロイ(北アイルランド)は、12位から7位に浮上するとみられている。
カイマーは「リーとぼくは、素晴らしいポジションにいると思う。ここ数年、欧州のゴルフがいかに強いかがわかるだろう。ライダーカップだけでなく、昨年のメジャーチャンピオンを見てもね。ロリーがもっと大きな試合で勝つのも時間の問題だ。彼は去年、既に(米国PGAツアーの)『クエイルホロー選手権』で優勝したけれど、今後はメジャーでもたくさん勝つだろう。欧州勢のゴルフはどんどん良くなっているように思うよ。米国PGAツアーはファンタスティックなツアーだけど、ぼくたちの欧州ツアーが、ひっそりとしている必要なんかないんだ」と自信の表情を見せた。