2011年 ソニーオープンinハワイ

首位と1打差2位タイ!丸ちゃん今季初戦で好スタート!

2011/01/15 17:14
16番ホール横にある住居からの声援に両手を挙げて応える丸山茂樹

ハワイ州オアフ島で行われている米国PGAツアーの今季第2戦「ソニーオープンinハワイ」は雨天順延となっていた第1ラウンドが持ち越された14日(金)、丸山茂樹が8バーディ、3ボギーの「65」をマークし5アンダー。単独首位のスチュアート・アップルビーに1打差の2位タイと上々の滑り出しを見せた。

アウトから出た丸山は、4番(パー3)でティショットをグリーン右のバンカーへ入れボギーが先行するが、6番(パー4)で残り184ヤードの第2打をピンそば30センチにピタリとつけ、ここから怒涛の5連続バーディ。ショット、パットともに冴え上位争いに顔を出した。

前日13日までの大雨の影響で、ボールがフェアウェイでも深く沈んでしまうことが数多くあった。しかしリフトアンドクリーン(ボールを拭いて元の場所にリプレースが可能)のルールがフェアウェイ上でのみ適用され「助かった」という。

それでもこの日、丸山がビッグスコアを生み出した最たる要因はメンタル面での“余裕”にあった。「以前は、PGAツアーの一員として大会に挑んでいたが、そういったプレッシャーがまったくない。出たとこ勝負というところがあるので気負いがなく、予選通過と低い目標を立ててきていたのが良かったのかな」というのは百戦錬磨の男でこそのコメントだ。

ファンとしては2003年「クライスラー・クラシック・オブ・グリーンズボロ」以来のPGAツアー4勝目を期待してしまうところだが、本人は第2ラウンドへ向け「明日はこんなわけにはいかない、という気持ち」と手綱を緩めない。しかし「きょうは80点。マイナス10点はバンカー3回入れて3回ともセーブできなかった。もうマイナス10点は3ボギーをたたいてしまったコースマネージメントかな。でもゴルフの点数を自己評価で80点はいいことです」。苦しむ日本勢の中で、丸ちゃんスマイルの輝きが際立ったのは言うまでもない。

2011年 ソニーオープンinハワイ