2010年 全米プロゴルフ選手権

【GDO EYE】平塚哲二が米ツアー初の予選通過を目指す

2010/08/12 10:57
6年ぶりに全米プロに帰ってきた平塚哲二が苦手意識を克服するか!?

海外男子メジャーの今季最終戦「全米プロ」に6年ぶり2度目となる平塚哲二。その6年前の2004年に出場した大会が、今回と同じウィスリング・ストレイツでの開催だった。03年に国内ツアー最終戦の「日本シリーズ」で初優勝を果たし、賞金ランキング2位になった平塚は、翌年のこの大会に推薦で出場を果たした。

初日に8オーバーの80を叩き、参加選手中最下位と1打差の148位タイと大きく出遅れてしまった。2日目は2オーバーの74で耐えたが、通算10オーバー。予選カットラインに9打及ばず2日間で競技を終えることになった。

「正直、苦手です」そう断言する平塚。「いいイメージがないんだもん・・・」その言葉は練習ラウンドでコースを回った後も変わらない。「まだ、こっちで予選通過したことないしね。とりあえず予選を通過したいな」と少し弱気。

しかし、6年前と比べて変わったことはという質問に「上手くなりました。ドライバーショットの安定感が、あのころに比べたら全然違いますよ」と、ここは力強く断言する。このコースでは距離が長いこともあり、ティショットの正確さがそのままスコアに直結するという選手も多いだけに、平塚にも上位進出のチャンスはある。

昨年から出場しているアジアンツアーでは、今季すでに2勝を果たすなど、日本以外での実績も十分。普段から「やります。勝ちます」など公には口にしない平塚だけに、6年前の借りを返そうと、内に秘めた思いは強いはずだ。経験と実績を身にまとった平塚の戦いに注目したい。(編集部:本橋英治)

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