2010年 WGCブリヂストンインビテーショナル

宮本勝昌「昨日、2日分バーディ獲っちゃったからかな・・・」

2010/08/09 08:40
「お願いフェアウェイに落ちて!」という表情の宮本勝昌

WGC(世界ゴルフ選手権)「WGCブリヂストンインビテーショナル」の3日目に、タイガー・ウッズが持つコースレコードに1打差の「62」をマークして、通算5アンダーの10位タイに浮上した宮本勝昌。首位と4打差という位置で、逆転優勝も狙える状況ながら、「1つでも伸ばせれば・・・」と謙虚な気持ちで最終日を迎えた。

だが、1番でボギーを叩き、4番、5番でもボギー。あっという間にリーダーズボードから宮本の名前が消えていく。「1番でショットが曲がったときには、緊張しているのかなと思ったんです。そしたら、2番、3番と同じような状況で、自分の調子が悪いんだと気づきました」と言う宮本。

その後5ホールはパーを重ねたが、11番、12番で連続ボギーを叩き、5つあったアンダーパーを全て使い切り、通算イーブンパーに後退してしまった。それでも、持ち前の粘り強さを発揮し、終盤もピンチの連続だったが、イーブンパーの33位タイでホールアウトした。

「今日はとにかくバーディを3つ獲りたかったんですよ。たとえボギーが3つあってもいいので。それが、全然フェアウェイに行かないし、チャンスなんて全然無かったです」とラウンドを振り返る。

それでも、「3日目に62の自己ベストが出たし、良しとしましょう。昨日、今日の分までバーディ獲っちゃったってことですよね。悪いことを言い出したらキリがないので。また、米国での試合は参加したいです。スポットで、ですけどね。家族がいるので、シーズンを通して参戦するとかは考えられません」。11年ぶりの米ツアーを堪能した宮本は、明日、日本に向けて旅立つ予定だ。

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