2010年 全英オープン

【GDO EYE】欧州ツアーの永久名誉副会長に就いた水野正人会長

2010/07/18 04:02
左からR&AのピータードーソンCEO、ニール・コールズ欧州ツアー理事会チェアマン、(株)ミズノの水野正人会長、欧州ツアーCEOのジョージ・オグレイディ氏

ゴルフの聖地、セントアンドリュースでの「全英オープン」開幕を翌日に控えた水曜日、コースでは今大会の150周年を記念した「ジ・オープン・チャンピオンズチャレンジ」という歴代全英チャンピオン達による4ホールのエキシビジョンマッチが行われようとされていた。

それに先立つこと数時間前、セントアンドリュースの17番脇に立つオールドコースホテルの最上階、チャンピオンたちがプレーする4ホールを見下ろすレストランで、豪華な昼食会が開催された。海老原在英日本大使、田良原領事らの要人を始め、ヨーロピアンツアー、R&A、JGTOの幹部らが顔を揃える。主賓はミズノ株式会社の水野正人会長だ。

この昼食会は、ヨーロピアンツアーとR&Aが、ミズノの20年以上に渡る同ツアー及び全英オープンに対する貢献に対する感謝の意を表すために開催された。ミズノは25年前から欧州ツアーに同社のツアーバスを派遣し、ミズノのクラブだけでなく、他メーカーのクラブを使用している選手に対しても、クラブメンテナンスサービスを行ってきた。そして、1998年からは日本で開催する「ミズノオープン」が全英オープンの代表選手選考会を兼ねるようになり、今年も多くの日本人選手をセントアンドリュースに送り込んでいる。

水野正人会長は、ヨーロピアンツアーの永久名誉副会長に任命されるとともに、これを記念してゴルフコース画家グレム・バクスター作のオールドコースの絵が贈呈された。会は和やかなムードで進み、全英オープンや過去の日英対抗戦の話など大いに会話の花が咲いた。

悪天候の為にチャンピオンズチャレンジは中止となってしまったが、同レストランの窓から、数々の歴史に彩られたオールドコースを見下ろしていると、なんとも奥深い感動が湧いてくる。そして、日本人である自分がこの場に居られるのは、過去にミズノが積み重ねてきた功績や、その他数々の人々のお陰であることに思い至り、改めて感謝の念が湧いてきた。(編集部:今岡涼太)

欧州ツアーの永久名誉副会長のメンバーカードを手渡される
昼食会にはJGTOの小泉直会長や青木功名誉顧問の姿も

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