「どうでもいいこと」松山英樹は7連戦の影響を一蹴 プライド胸に週末へ
◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(28日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)
思い描くものとの遠さに、松山英樹はラウンド中に何度も顔をしかめた。25位から上位を目指した第2ラウンドも3バーディ、3ボギーでイーブンパー「70」。通算1アンダーの27位と停滞した。開幕前から感じているショットのわずかな「ズレ」。それが色濃く表れた36ホールを「なかなか、そのズレを解消しきれなかった」と静かな口調で振り返った。
バーディ後にボギーを3度繰り返した一日。中盤3ホールが象徴的だった。9番(パー3)でティショットをグリーン右に外してボギー。10番は第2打を左前ガードバンカーに入れながら、近いサイドのカップにショットインさせてバーディ。しかし、続く11番(パー3)では左ガードバンカーにつかまり、寄せられずにボギー。浮上の足掛かりをつかみかけては手放した。
そんな18ホールの中で、「ティショットに関しては、少し改善がみられた」という。フェアウェイキープは初日の42.86%(6/14)から71.43%(10/14)に上昇。一方でこの日は2打目以降のショットが、本来の精度ではなかった。不規則な風が吹き付けたイーストレイクGC。「アイアンもそんなに悪い感じはしないけれど、風向きもそうだし、なかなかアジャストできなかった」と受け止めた。
3年連続12回目の年間王者決定戦を7連戦で迎えた。それは念願の結果を出すためのプロセスで、自己最長の4戦連続トップ10を果たし状態を上げてきた。だからこそ、連戦の影響について「それは、どうでもいいこと」と一蹴し、ホールアウト後は初日に続いてドライビングレンジでボールを打ち込んだ。
「ちょっとしたズレだと思うので、それが解消できるようにしたい」。ホールアウト後の練習でも、やはり顔をしかめる場面が多かったが、ツアーのトップ30人だけが戦うことを許される舞台。どんな順位でも関係ない。週末も変わらず、プライドを持って戦い続ける。(ジョージア州アトランタ/中村文香)