2010年 マスターズ

池田勇太、ショット好調で31位タイ

2010/04/11 09:18
3日目をパープレーでラウンドし、31位タイに浮上した池田勇太 (David Cannon /Getty Images)

昨日の第2ラウンド終了時には、予選落ちも覚悟していた池田勇太。宿に戻ってパソコンで速報を見てみると、自分の順位は「42位か、43位。もうちょっとかなって思った」と振り返る。結果的に自分の予選通過が確定すると、「今度は遼が通る、通らないってなって…」と池田。「1人で戦うより、2人で戦った方がいいし、日本代表として一人でも多く戦った方がいい。残念だね」と石川の予選落ちを自分の事のように悔しがった。

決勝ラウンドに入った3日目、第3組からスタートした池田は、「今日は露払いだから、ギャラリーも多く無くて非常に気持ちよく回れました」と笑う。ショットは好調で、2番で2mを沈めてバーディを先行させたが、日に日に硬さと速さが増すグリーン上では苦戦が続いた。

4番、5番、そして10番で3パットのボギー。バックナインでは多くのバーディチャンスを作ったが、「全体的に短いパットが変なラインにつくことが多かった。手前からみたらフックだけど、奥から見たらスライスみたいな所」と、微妙なアンジュレーションを読み切る事が出来なかった。

それでも、13番では2オンに成功して2パット、15番ではグリーン右サイドのバンカーから50cmに寄せて、2つのパー5できっちりとバーディを奪う。この日、3バーディ3ボギーのパープレイで回った池田は、通算3オーバーの31位タイ。「途中、苦しい場面もあったけど、最後に良く戻したかな」と納得の表情を浮かべた。

明日の最終日、「チャラを目標にしたい」と目指すは3アンダー。オーガスタのパトロンからの声援も増えてきており、「もっともっと沸かせられるように頑張りたいね」と爽やかな笑顔で締めた。

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