2026年 全米プロゴルフ選手権

ジョン・ラームはLIVゴルフの存続危機に動じず「決断の後悔などしない」

2026/05/13 09:07
揺れ動く周囲にジョン・ラームは(Jamie Squire/Getty Images)

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(12日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7394yd(パー70)

ジョン・ラーム(スペイン)は今大会でキャリア10回目の「全米プロ」を迎える。節目の一戦を前に周囲は騒がしい。サウジアラビア政府系ファンド(PIF)は今春、LIVゴルフへの資金投入を今季限りで打ち切ることを決定。2023年12月にPGAツアーから加入したスター選手の動向に視線が集まっている。

PIFの撤退を受けて、前週5日には係争が続いていたDPワールドツアー(欧州ツアー)との和解が発表されたばかり。規定違反による罰金の全額支払い、訴訟の取り下げをはじめとする諸条件に合意し、ツアーのメンバーシップや2027年「ライダーカップ」の代表はく奪などを免れ、再度、忠誠を誓うこととなった。

LIVゴルフは新たな経営陣による事業継続を発表したものの、先行きは依然として不透明。なにより、ラーム自身が今後のプランを明かしていない。ブルックス・ケプカやパトリック・リードのようなPGAツアーに出戻る可能性についても言及せず、欧州ツアーとの関係修復を強調している。

その上で「後悔はしていない」と自身の決断に自信を見せる。「じっくり考え、正しいと思う理由で決めたこと、選んだことを振り返るのはナンセンス」とメジャーを控えた公式会見で語った。「『あの時こうなるとわかっていれば、違うやり方をしていたのに』と悔いたことはない。そんなふうであれば、(ゴルファーは)毎日、ゴルフ場で15回くらい後悔することになる。あした起こることは誰もわからない。僕たちは過去の良かったこと、悪かったことから学ぶことしかできない」。報道陣に「あなたが(LIVとの一件で)学んだことは?」と問われると、「それは僕がわかっていればいい」と返した。

当面の間は、リーグの近い将来を見守る構え。「僕の仕事はゴルフをプレーすること。そこに集中する」と雑音に惑わされる様は見せない。「(LIV)に関わる人々が良い計画を立ててくれると信じている。新たなプランが披露されるまで、まったく心配しないとは言わないが、特別気にする必要はない」とゲームに力を注ぐつもりでいる。(ペンシルベニア州ニュータウンスクエア/桂川洋一)

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