遼、16番攻略に光明
2010/04/07 10:04
マスターズウィークの火曜日、この日インの9ホールを回った石川遼は、先週から数えて4.5ラウンド目の練習ラウンド。パトロンが入った中では2日目となり、「昨日は凄く緊張したけど、今日は徐々に慣れてきました。その分、木曜が近づくにつれて、徐々に緊張感が沸いてきますが」と高鳴る胸の内を吐露した。
この日はフィル・ミケルソンの後ろの組で回った石川。「ミケルソンがグリーンに行くと、大きな拍手で迎えられる。ギャラリーが選手を認めているという絶妙な距離感。日本では難しいかも知れないけど、今まで見たことも感じたことも無かった」と、マスターズ特有の雰囲気に刺激を受けた。「僕も外国人だけど、こういう拍手を貰えるような選手になりたいです」。
昨年、ダブルボギーを叩いた16番パー3では、右奥に切られたピンを「グリーンセンターから狙うイメージで」と放ったフェードボールでぴたりとピンそばにつけた。「去年はドローでグリーンの右外からグリーンに落ちるイメージだったけど、(フェードの方が)イメージは出やすいです」と石川。練習を重ねてきたフェードボールは、「自然と打てるようになってきました」と本番でも使える手ごたえを掴んできた。