2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル

【GDO EYE】今田竜二「プロなら当然」

2010/03/26 08:51
痛めたわき腹も「大丈夫」。3週間のブランクを感じさせないプレーを見せた今田竜二

アーノルド・パーマーインビテーショナル」初日を1オーバー、63位タイで終えた今田竜二だが、この日の17番ホールでちょっとした事件があった。

このショートホールで今田の放ったティショットは、やや左に出てグリーン左サイドにあるバンカー直前のラフで止まった。ティグラウンドからグリーンまで歩いてきた今田は、球のライを確認し、3m程離れたところで素振りをしていた。

すると、何かの拍子に球がバンカーへと転がり落ちた。「それが原因か分からないけど、どっちと言われても仕方ないと思った」と振り返る今田。同組のカール・ペターソンは、「お前が動かしたって言われたら、俺が文句を言ってやる」と今田の非関与を全面的に支持したそうだが、今田はその場ですぐに競技委員を呼んで判断を仰いだ。

結局、自然に動いたと裁定されて無罰でバンカー内から打つことになったが、同様のことで先日は国内女子ツアーの優勝が取り消されたばかり。今田にその話をすると、「プロゴルファーである以上、試合なんだし(競技委員に聞くのは)当然のことです」とさらりと答えた。(編集部:今岡涼太)

2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル