2010年 トランジションズ選手権

池田勇太がスコアを伸ばして予選を突破!!

2010/03/20 09:28
2番でバーディを奪った池田は珍しく力強いガッツポーズで気合いを入れた

米国男子ツアー「トランジションズ選手権」に、2週連続での米ツアー挑戦をしている池田勇太。初日は13番パー3でティショットを池に入れてしまうなど3オーバー105位タイと出遅れてしまった。ところが、2日目にスコアを2つ伸ばし通算1オーバーでホールアウト。55位タイまで順位をあげて予選通過を果たした。

7時55分、ようやく朝日が昇りだした頃に池田は1番パー5からスタート。初日もスタートの10番でバーディを奪ったが、この日もバーディを奪う好スタート。続く2番も2打目でピン手前5mにつけて連続バーディを奪う。3番は惜しくもバーディパットが外れたが、4番パー3では、グリーンの左手前に切られたピンのさらに左に狭い範囲の1.5mにピタリとつけて3つ目のバーディを奪った。

前日「3つ伸ばしてイーブンパーにしたい」と話していた池田は、スタートからわずか4ホールでイーブンパーまで戻しさらにスコアを伸ばす勢いだった。しかし、その後3ホールパーを続けると、8番パー3でボギーを叩いてしまう。

後半に入って、15番パー3で再びバーディを奪いイーブンパーに戻すが、17番パー3でティショットをグリーン右サイドのバンカーに入れると、2打目でピン手前2mに寄せたが、これが決まらず1オーバー。池田がホールアウトした時点で1オーバーは65位タイ、予選通過が微妙な位置で午後スタート組を待つことになった。

「カットラインはあまり気にしてなかった。昨日の時点で1オーバーだったから、そのぐらいかなとは思っていたけど。まだ半分もホールアウトしていないから分からないよね」予選の結果が分からない状態で練習場に向かった」。すると、午後組の選手たちも苦戦を強いられ、1オーバーは55位タイまで浮上し、池田の決勝ラウンド進出が確定した。

池田がスタートした7時55分は日の出直後で日差しがまぶしかった
ショットに自信を持って挑んだ池田は何度もバーディチャンスにつけた
17番でこのパーパットを外し予選通過ピンチとも思われたが、無事通過を果たした
最終18番を終え安堵の表情でホールアウトする池田勇太

2010年 トランジションズ選手権