米国男子ツアー

「ザ・ツアー選手権」タイガー速報初日/「同じようなミスは絶対にしない」

2004/11/05 09:00

約4週間の休養から帰ってきたタイガーの「ザ・ツアー選手権」初日は今季を象徴するようにちぐはぐなプレーの連続だった。アーニー・エルスとのラウンドともあって、大ギャラリーを引き連れてのラウンドとなったが、終わってみれば2オーバー「72」の19位タイで初日を終えた。

2番のパー3でいきなり1.5メートルに寄せて楽々バーディを奪い、遂に「復活か!?」と思わせたのも束の間、4番パー4では2打目でグリーンを外してボギー。スタートから5連続でパー4のティショットをラフに入れる乱調ぶり。不安定なティショットは解消されていない。

それでも、我慢のゴルフでチャンス到来を待った。7番では6メートルのバーディパットを沈めてアンダースコアに。しかし、インに入ると強風に加え距離感を取り戻すのに苦戦し、10番、12番とスコアを落とした。

「肉体的なものではなく、ボールプレースメントなどで精神的なミスが多かった。アプローチで距離をショートに読んでしまい、自然とボギーに繋がった。やってはいけないミスだし、普段は犯さないミス。明日は同じようなミスは絶対にしない」と、タイガーは久々のラウンドを振り返った。

-ツアーに戻ってきて、何か変わったような気がしますか?

タイガー・ウッズ
「いいや、全て一緒だよ。これからもあのフィールドに出て、なるべく早くボールをホールに入れなきゃいけないし。何も変わらない」

-同組のアーニー・エルスの方があなたより苦戦しているように見えましたが。

「いや、エルスも俺も今日は悪いショットをいくつか打ってた。風が今日のように吹いて、さらに今日のような奥のピンポジションだと厳しくなる。

「明日のピンポジションは少し楽になると聞いている。風がおさまれば、少しはロースコアが出るかもしれないけれど、明日は風が吹く予報と聞いてるからどうだろう」