米国男子ツアー

目指せ次のハミルトン!昨季日本でも活躍したA.ストルツの素顔

2004/10/12 09:00

オーストラリア出身のアンドリュー・ストルツは今シーズン9人目となる米国ツアー初制覇を果たした。今シーズン11試合のうち10試合で予選落ちを経験している34歳のストルツは賞金ランキング217位で先週の「ミシュラン選手権 at ラスベガス」に臨んだ。続く3試合に出場できるかどうかも分からないストルツは、来年のシード権を獲得する確立はかなり低かった。

しかし、土壇場で優勝し、来年だけでなく再来年もツアーで戦えることになった。さらに約8,000万円の賞金を獲得。元オーストラレイジアンツアー賞金王のストルツは、昨年ネーションワイドツアーの「グレイターリッチモンドオープン」を制したほか、日本ツアーの「東建ホームメイトカップ」優勝も経験している。

ストルツは今シーズンまで米国ツアーの大会には1度しか出場したことがなかった。今回の優勝で賞金ランキングは217位から89位へ浮上。ネーションワイドツアーの卒業生が米国ツアー参戦1年目で優勝したのは過去に13人しかいない。

アンドリュー・ストルツ
「自信を持ってQスクールに臨むために最後の数週間はとにかくいいプレーをしたいと思っていました。手段はどうであれ、何としても再び米国ツアーで戦いたいと思っていました。優勝のチャンスを迎えた最終ホールではバーディで残りの選手を倒すことだけを考えていました。ツアーにはいいプレーをしても結果として現れない私のような選手がたくさんいるんです。今回の優勝は今まで努力を続けてきた自分へのご褒美だと感じています」