PGAツアー「バンク・オブ・アメリカ・コロニアル」プレビュー
2004/05/19 09:00
昨年はアニカ・ソレンスタムの参戦で大会開催のかなり前から話題の中心となっていた「バンク・オブ・アメリカ・コロニアル」。今年57回目を迎える開催地の「コロニアルCC」。PGAツアーがこれだけ長く、同じコースでの大会開催を許可しているのは「マスターズ」のオーガスタ・ナショナルに次ぐ、快挙だ。その偉大な歴史を象徴するのが、ベン・ホーガンの銅像。クラブハウスの入り口に立ち、コースを見渡している。またクラブハウス内の特別室にはベン・ホーガンのロッカーが当時のままに保管されている。
一方、現代の偉大なゴルファーは今週はお休み。しかしプレスのインタビューには応じていた。「不調説」が流れる中、過去2試合でどちらもトップ5入り。また平均スコアもこの2試合に関しては68.62とタイガーらしさが戻ってきている。しかし周囲の期待にはまだまだ応えられていない。「トップ5入り」よりも、2週続けて「プレイオフ入りを逃した」という見方をされてしまうのだ。
タイガー・ウッズ
「春から目標としてきたことは全て前向きに動いているんだ。何ひとつ後退はしていないんだよ。自分が望む方向にちゃんと向かっているんだ。そして結果もついてきている。フロリダ連戦から現在までの僕のプレーを振り返ってもらえば、しっかり向上していることが分かってもらえると思うよ。僕は目標を定めて着々と進んでいる。皆さんが何を見て、不調だと語っているのか知らないけど、僕側からみたら、すべて順調だよ。背中の怪我などと噂されたけど、僕が最後に背中を怪我したのは16歳のとき。あれは成長期の痛みだった。1年間に4インチも背が伸びたからね。僕の背中はご心配いらないよ(笑)」