遼、過酷な天候にも対応 「すごく勉強になった」
2010/02/10 09:54
11日(木)に開幕する米国PGAツアー「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」に出場する石川遼が9日(火)、会場となる3コースの内の1つ、モントレーペニンシュラCCで練習ラウンドを行った。
1番ティからスタートした8時20分は時おり薄日が差す曇り空だったが、4番グリーンに上がる頃には冷たい大粒の雨が降り出す。その後も、日が差したかと思えば再び雨が降る気まぐれな空模様。気温の変動も激しく、石川は天気に応じて上着やレインウェアを小まめに着用するなどの対応に追われていた。
海に隣接するホールでは強い風が吹き、まるで「全英オープン」並みの過酷な天候にも、「寒さ対策は準備ができていたので問題なかったし、雨にも慣れてきました」と、プレーへの支障は少なかった様子。「すごく良い練習になったし、勉強にもなりました」。このような状況は本戦でも十分にあり得ることを考えれば、ある意味、最高の練習環境に恵まれたとも言えるだろう。
前日にプレーしたペブルビーチGLと比較し、「フェアウェイもグリーンも固く感じた」と印象を口にする石川。ペブルビーチに負けず劣らずグリーンのアンジュレーションも強く、ロングパットからショートパットまで、入念にボールの転がりをチェックしていた。明日は残る1つのコース、スパイグラスヒルGCを練習ラウンド予定。「明日も違うコースを回るけど、間違いなく同じではないと思う。毎日、対応していきたいと思います」。明日で舞台となる3コース全てを経験することになるが、ラウンド回数はそれぞれ僅かに1度だけ。本戦に向けて、まさに1日1日が重要なラウンドとなる。