1枚のグローブで暫定首位に立ったストリッカー
2010/02/07 01:00
「ノーザントラストオープン」の第2ラウンドを、7バーディ1ボギーの「65(パー71)」で回って通算10アンダーとし、暫定首位タイに立つスティーブ・ストリッカー。
10番スタートの2日目は、スタートホールでカラーから6mを沈めてパー発進とすると、18番ではグリーン左サイドのラフから20ヤードを沈めるチップインバーディ。初日も1番、12番でそれぞれチップインを決めており、2日間で4度グリーン外から直接カップに沈めたことになる。
この2ラウンドの平均パット数は、1.455。出場選手の平均は1.796だけに、グリーン周りの冴えが好スコアに繋がっている。
ストリッカーと同組で回って5つスコアを伸ばしたアンソニー・キムも「彼のパットは凄かった。それがスティーブのゲーム。彼は信じられないくらいショートゲームが上手い」と舌を巻く。「雨の日に大切なのはフェアウェイをキープして、グリーンにボールを載せること。そしてもし君がスティーブ・ストリッカーならば、すべてを決められる」と、冗談にする程だ。
ストリッカー本人も「ショートゲームと忍耐がキーポイント」と振り返る。この日はタオルを4枚消費したというストリッカーだが、使ったグローブは1枚だけ。「完璧に乾いた状態を保てた」というが、こんなところにも雨巧者ぶりが伺える。