2024年 パリ五輪

松山英樹と中島啓太がそろって最終調整 初日早朝に雷雨予報の影響は

2024/08/01 08:18
松山英樹は日本時間午後4時44分に初日スタート

◇パリ五輪 男子 事前(31日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71)

オリンピック男子ゴルフの開幕を翌日に控え、2大会連続出場の松山英樹、初出場の中島啓太の日本代表がそろって最後の練習ラウンドを行った。アウト9ホールを一緒に回った前日と同じ午前11時頃に10番からスタートした。

中島啓太は日本時間午後6時17分に出る

いつもの試合と変わらず、各ホールでセカンド以降のチェックに時間をかけた。左手前に巨大なガードバンカーがある14番(パー5)では、2人並んでグリーン右手前の外しどころから左手前ピンを想定したアプローチを繰り返した。浮島グリーンの最終18番はウェッジショットの距離で池に最も近い手前ピンへの寄せ方を入念に確認。

ラウンド中に歩きながら「左風だったら真ん中からフェードで…」といった攻め方についてのやり取りもあり、個人戦でも“チーム感”を漂わせた。9ホールを終えて握手を交わすと、松山は練習へ。中島はそのまま折り返して1番ティに向かった。

連日9ホールを一緒に回った

コースはこの日の朝に雨が降り、初日早朝にも雷雨となる可能性もあるが、週末にかけて降水確率は低い予報。日本代表の丸山茂樹監督は前日30日に「ハードな状況になった方が、逆に言うと有利。グリーンの(硬さを示す)コンパクションが上がってきて、この雰囲気のまま行ってスピードが上がってくると、実力の明暗がしっかり分かれるのかな」と話していた。特にガマン比べで威力を発揮する松山のハイレベルなショートゲームスキルはメダル争いでも大きなポイントになるとみる。

チームジャパンでメダルに挑戦

初日、松山は世界ランキング5位のウィンダム・クラーク、当地で行われた2017年「フランスオープン」優勝のトミー・フリートウッド(英国)と同組で午前9時44分(日本時間午後4時44分)にティオフ。中島は午前11時17分(同午後6時17分)からエリック・ファンローエン(南アフリカ)、ユ俊安(台湾)と出る。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)

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