全英観戦はコスパ抜群のキャンプが勝ち組! 徒歩20分のテント村に潜入してみた
◇メジャー最終戦◇全英オープン 最終日(21日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71)
スコットランドのサウス・エアシャーにある町トゥルーンに、8年ぶりに「全英オープン」がやってきた。地元の人によれば「ゴルフシーズン以外は、観光客なんてほとんど来ない」という小ぢんまりとしたところ。人口1万5000人ほどの町に、全英ウィークは25万人が来場したとされている。
会場付近のホテルは数カ月前から争奪戦で、1泊当たりの金額は何倍にも跳ね上がる。そこで大会側が用意したのが巨大なキャンプ場。コース周辺に宿泊施設を確保しづらいことが大会の問題のひとつになっていた。前回ロイヤルトゥルーンで行われた2016年からコース近くにキャンプ場を用意するようになり、今年もコースから徒歩20分ほどの場所に巨大なテント村が設置された。
総面積は4万平方メートルと、東京ドームの4万6755平方メートルにちょっと欠けるくらい。大・中・小(5~6人用、3~4人用、1~2人用)の3種類のテントがあり、1人あたり練習日が50ポンド(約1万200円)、本戦中が70ポンド(約1万4000円)、25歳以下は無料で最低2泊から利用できる。
ちょっと贅沢をするなら、一泊175~470ポンド(約3万5600~約9万5600円)のグランピングも用意されている。敷地内には簡易トイレやシャワーはもちろん、フードトラックやバーも併設。コースまでのシャトルバスも用意されていて、利用者にはボランティアスタッフもいたという。
ちなみにGDOの取材クルーがコースから車で15分の大会オフィシャルホテルを予約しようとしたところ、1人あたり一泊376ポンドと7万円以上! 悩む間もなく諦めて、3人でお家を借りました。それでも1人一泊4万円弱。また全英オープンに行くことがあれば、次はキャンプ場にしようかなあ。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)