中島啓太はロレックスシリーズで浮上ならず「まずはオリンピックよりも…」
2024/07/13 13:15
◇米国&欧州ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 2日目(12日)◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7237yd(パー70)
中島啓太は5バーディ、3ボギーの「68」とスコアを伸ばしたものの、初日140位の出遅れを跳ね返せず、通算1オーバー117位で決勝ラウンド進出を逃した。
出だし5ホールで3バーディを先行。「伸ばすしかない中で、前半はチャンスにつけられた」と振り返るショットに加え、タッチと読みをアジャストしたグリーン上もかみ合ってくれた。ただ、ロースコアが求められる中で伸ばしきれず「きのうのオーバーパーがもったいない」と悔しがる。
「今週はロレックスシリーズで、僕にとってはかなり大きな試合」と位置付けていたように、来季PGAツアーの出場権獲得にもつながる欧州の年間ポイントレースで重要なトーナメントだった。3月に制した「ヒーローインディアンオープン」の優勝500ptに対し、年間5試合のロレックスシリーズに当たる今週は優勝1335ptと配分が大きく跳ね上がる。現在のランク22位から、さらに上位へと食い込むチャンスを生かせなかった。
3週後には念願の「パリ五輪」も控えるが、まずは今週、そして次週のメジャー「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)のことで頭がいっぱいだった。
「オリンピックはもちろんありますけど、まずは今週があって、来週もあって、その後にオープンウィークがある。オリンピックについてはそこで考えられればいいかなと思います。今はまず全英オープンでしっかり予選を突破して、頑張りたいと思います」。キャリア6度目のメジャーで初の予選通過にターゲットを絞った。