松山英樹が参戦する「TGL」とは? 試合形式&チーム構成概要
松山英樹が加入する新リーグ「TGL」は2025年1月に開幕する。すべての試合が1日競技で、フロリダ州パームビーチガーデンズのパームビーチ州立大に建造された新アリーナ「SoFiセンター」で開催。実際のゴルフとデジタル技術を融合させた、新時代の屋内型ゴルフに、PGAツアーのトップ選手24人が6チーム(各4人)に分かれて参加する。
屋外のゴルフとは異なり、選手は1ホールごとに、リアルとバーチャルを掛け合わせたショットを放つ。50yd以内のアプローチショットおよびパッティングは、アリーナ内に設置され、形状を変えられる芝生のラフとフェアウェイ、バンカー、グリーンでプレー。それまでのドライバーショットやアイアンショットは縦46フィート(約14m)×横64フィート(約19.5m)の巨大スクリーンに向かって打つ“シミュレーションゴルフ”を採用する。
一般的な18ホール(4日間72ホール)ストローク競技の個人戦ではなく、15ホールのマッチプレー団体戦を実施する。各試合は1チーム4人のうち3人が出場。15ホールのうち、初めの9ホールは3人がティショットから順番に打ち、各ホールのスコアを競う。残りの6ホールは2ホールずつ、1対1のシングルマッチを実施して勝敗を決める。
全6チームはまずレギュラーシーズンで総当たり戦(1チームあたり5試合)を実施し、各試合で勝ったチームが2ポイントを獲得。負けたチームは0ポイントだが、15ホールで決着がつかず16ホール目以降の延長戦に突入した場合は1ポイントを得る。上位4チームがプレーオフに進出する。試合は提携するPGAツアー(米国男子ツアー)の各大会最終日の翌日、月曜日に実施する予定。各日、マッチを行う2チームだけが参加する(マッチのない4チームはオフになる)。
会場のアリーナには1500人のファンを収容。すべてのショットが生放送され、選手たちはマイクを装着してプレーするため、視聴者は選手の考えやチーム内の作戦を聞くことができる。日本では動画配信サービスU-NEXTで放送される。
<チーム名と所属選手一覧>
ボストン・コモンゴルフ
松山英樹、ロリー・マキロイ、キーガン・ブラッドリー、アダム・スコット
アトランタ・ドライブGC
ジャスティン・トーマス、パトリック・カントレー、ビリー・ホーシェル、ルーカス・グローバー
ジュピターリンクスGC
タイガー・ウッズ、マックス・ホマ、トム・キム、ケビン・キズナー
ロサンゼルスGC
トミー・フリートウッド、サヒス・ティーガラ、コリン・モリカワ、ジャスティン・ローズ
ニューヨークGC
リッキー・ファウラー、ザンダー・シャウフェレ、マシュー・フィッツパトリック、キャメロン・ヤング
ザ・ベイGC
ウィンダム・クラーク、ルドビグ・オーベリ、ミンウ・リー、シェーン・ローリー