グリーン上でガマンの連続 松山英樹は序盤の流れ守り1アンダー
2023/07/20 23:58
◇メジャー最終戦◇全英オープン 初日(20日)◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71)
4日間の流れを決めてしまいそうな場面を、松山英樹はしのぎ続けた。2mを残した序盤2番のパットを沈めてパーセーブ。グリーン手前から“3パット”した4番でボギーが先行した直後、7mを流し込んでバーディを奪った。
フェアウェイが狭く、ドッグレッグホールばかりのロイヤルリバプール。松山は精度が問われるティショットを2回ポットバンカーに入れた。12番と14番、2打目はいずれも“出すだけ”になっても、それぞれ3mのボギーパット、10mのパーパットをねじ込んだ。
2オンに成功した15番(パー5)でこの日3つの目バーディ。事前の練習ラウンドで握ることが多かった黒いヘッドではなく、シルバーのパターを使い「70」の1アンダーと出遅れを免れた。
この日の体調は万全とは言えない様子。ホールアウト後、中継局のテレビ朝日のインタビューで「背中を気にしていた? 多少の痛みはありますけど、ゴルフはできる」と明かした。「(ショットが)曲がりながらもいいプレーができたかなと思います。2番のパーセーブと5番のバーディパットが自分を助けてくれるような、気持ちを切らさずできるようなプレーだったので良かった」
2日目は午後2時37分(日本時間21日午後10時37分)と遅いスタート。タイトルを争う資格は最後まで離さない。(イングランド・ホイレイク/桂川洋一)