タイガー・ウッズが専属キャディと離別か コンビ結成12年
◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 事前(2日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7538yd(パー71)
タイガー・ウッズの専属キャディを務めてきたジョー・ラカバ氏が4日(木)開幕の「ウェルズファーゴ選手権」でパトリック・カントレーのバッグを担ぐことが明らかになった。米ゴルフチャンネルなどによると、当面の間、同選手を担当する可能性がある。
2021年2月の自動車事故による故障を抱えるウッズは、4月の「マスターズ」を最終日に途中棄権した。同19日には新たに右足首の手術に臨んだことを自身のSNSで明かし、再び戦列を離れている。
ラカバ氏はかつてフレッド・カプルスのキャディとしてPGAツアーを職場にし、11年9月にウッズからバッグを託され、19年「マスターズ」をはじめとした復活優勝をアシスト。21年8月の「ザ・ノーザントラスト」でカントレーを、先月の「チューリッヒクラシック」でスティーブ・ストリッカーをスポットで担当したが、ウッズの離脱が続いても“タイガーひと筋”を貫いてきた。
ウッズの代理人であるマーク・スタインバーグ氏はESPNの取材に「ジョーはタイガーに許可をもらうために電話した。もちろん、タイガーはそれを許した」と答えた。「タイガーとジョーは兄弟のような親友。ジョーがキャディをやりたいという事実以外を読み取るべきではない。彼はその仕事が好きで、熱意を持っている。そしてベストキャディのひとりでもある」と、両者が引き続き良好な関係にあることを強調した。
同代理人によると、ウッズの復帰時期は未定。「リハビリと回復がすべて上手くいくと仮定して、メジャーや彼自身のイベント、親子大会など限られたスケジュールでプレーすると繰り返し言っている」と話した。
カントレーは昨年8月の「BMW選手権」までにPGAツアー通算8勝。2021年にはシーズンのポイントレースであるフェデックスカップを制して年間王者に輝いた。今季は未勝利ながら世界ランキングは現在4位につけている。長年キャディを任せていたマット・ミニスター氏とは離別したという。