新鋭が続々と台頭!流れに続くは、カイル・レイファーズ!
「チューリッヒクラシックofニューオリンズ」の初日は、多くのロースコアが記録された。朝はやや風があったものの、ほとんど風の影響がないコースで選手は次々とバーディを奪った。フロリダ連戦、そして毎日強風となったヒルトンヘッドでの大会の後、選手はニューオリンズで風のないコンディションを楽しんでいる。
初日の主役となったのは、ルーキーのカイル・レイファーズ。16番パー4のセカンドショットでうまくスロープを利用して1メートル弱に運び、バーディを沈めて8アンダーとした。18番でバーディはならなかったが、パーパットを沈めてコースレコードを更新。レイファーズは初日、ノーボギーの8アンダー「64」で回った。
カール・レイファーズは、大学時代4年生になるまで優勝はなかったが、それ以来見事な戦績を残している。プロとして初めて臨んだターヒールツアーの初戦でいきなり優勝し、ネイションワイドツアーで初めて出場した大会でも勝ったほか、初めて参加したQスクールを突破。PGAツアーの8試合目にして、初めてトップに立った。
この大会では過去5人のチャンピオンのうち、4人がこの大会でツアー初優勝。それが過去6年で5人になるかもしれない。カイル・レイファーズはQスクールを突破した選手として参戦しているため、毎週出場が保証されているわけではなく、今年はこれが7試合目。しかし見事なコースレコードの「64」をたたき出し、スポットライトを浴びている。
記者
「64はキャリアベストでしょ?」
カイル・レイファーズ
「どうでしょうか。ネイションワイドツアーで初めて優勝した時に最終日61で回りましたからね。そのときは日曜日、今日は木曜日と状況は違いますが、好スタートを切れたのでこのまま行きたいですね。」
記者
「毎週出場が保証されているわけではないあなたにとって、上位につけることはかなり大切ですよね?」
カイル・レイファーズ
「ええ、幸いスポンサー推薦で出場したベイヒルで12位タイにつけたので、リランキングの後、もっと多くの大会に出られることを祈っています。どの大会でも上位に入ると、かなり助かります。」
記者
「まだ初日ですが、リーダーボードの自分の名前を見てどうでしたか?それとも見ないようにしていましたか?」
カイル・レイファーズ
「ときどき見ました。プレーが好調でゾーンに入った時は、それがずっと続いて欲しいと思いますが、6アンダーから7アンダー、7アンダーから8アンダーへと変わっていくのを見るのは最高の気分でした。2日目からも楽しみです。」
カイル・レイファーズは、怖いものなしと言った感じで8アンダーをマークした。これからが楽しみな選手で、ウエイクフォレスト大学ゴルフ部で3年間、ビル・ハースと一緒だったそうだ。レイファーズは2週間前、「ヒューストンオープン」で初日「67」の後、2日目「75」と崩れたが、今週は「ヒューストンオープン」で得た教訓があり、心配はないだろう。ヒューストンでの金曜日を思い出しながら、2日目は同じミスを繰り返さないという気持ちでプレーするはず。最初のホールでフェアウェイ、グリーンともにキープし、「72」や「71」をマークできれば、悪いラウンドではない。オーバーパーではダメだということを、レイファーズはわかっているはずだ。
開校前からの問い合わせは、アメリカからだけでなく海外からもかなり多いという。先週は首と背中の痛みでしばらくツアーからは休養をとると表明していたアニカだが、このアカデミーに居るとき、かかってくる電話の応対も時々するという。アニカは「このアカデミーの目標は、訪れるゴルファーを刺激してやる気にさせること。私のゴルフとフィットネスへの情熱を、年齢を問わず世界中のいろいろなレベルのゴルファーと分かち合いたい」と話している。