2022年 プレジデンツカップ

「真っすぐな男」カントレー&「知的で勤勉」シャウフェレは“無敗”の黄金ペア

2022/09/22 13:25
カントレー(左)とシャウフェレのコンビは初日、松山&スコットと激突(Rob Carr/Getty Images)

◇米国選抜VS世界選抜対抗戦◇プレジデンツカップ 事前(21日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7576yd(パー71)

同じカリフォルニア州で育ち、年齢も近いパトリック・カントレー(30歳)とザンダー・シャウフェレ(28歳)が初めて出会ったのは大学時代だったという。

絆が一気に深まったのはオーストラリアで開催された前回2019年大会。ともに初出場だった2人は、副キャプテンのフレッド・カプルスの後押しもあってダブルス戦4試合すべてでコンビを組んだ。フォアボール(各選手が個人のボールを打ち、1ホールごとにペアで良い方のスコアを採用する)こそ2敗を喫したが、フォアサム(1つのボールを交互に打ち合い、1ホールごとのスコアを競う)では2連勝した。

昨年9月、欧州選抜との「ライダーカップ」でもフォアサムに特化して2連勝すると、今年4月にはツアー唯一のダブルス戦「チューリッヒクラシック」で優勝を飾った。

カントレーから見たシャウフェレは「知的で手を抜かない。パッティングの練習やルーティンワークの細部に至るまで、本当に徹底している勤勉な選手」。一方のシャウフェレはカントレーのことを「正直な答えが欲しければ、彼に聞く。僕が知る中で最も真っすぐな男」と評する。

初日のダブルス戦をフォアサムで行うことを決めた米国選抜のデービス・ラブIII主将から「一緒にやりたいだろ?」と打診を受け、すんなりとコンビを再結成。フォアサム方式では勝率100%を誇る2人が、オープニングマッチで世界選抜の松山英樹&アダム・スコット(オーストラリア)のペアと相対する。(ノースカロライナ州シャーロット/亀山泰宏)

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