松山英樹が新しい3Wをテスト「人生で初めて打つ」メーカーがあった

◇米国男子プレーオフ第3戦（最終戦）◇ツアー選手権 事前情報（24日）◇イーストレイクGC（ジョージア州）◇7346yd（パー70）

9年連続でシーズン最終戦に出場する松山英樹が開幕前日の最終調整を終えた。左手首と首に不安を抱えていた直前試合までとは一転し、事前準備で久々にクラブをテストするシーンもあった。

愛用する1W（ダンロップ スリクソンZX5）の微調整に加え、今週は3W選びに真剣になった。これまでのテーラーメイド SIM2と比較し、新たにタイトリストのTSR3にトライ。「タイトリストのスプーンを打つのは人生で初めて」と明かした。

スピン量が増える傾向にあったのが問題だという。「体の状態が良くなかったのでテスト自体もできなかった。全英オープンが終わって、首をけがするまでにやりたかったことをやっとできる」。この日のアマチュアとの懇親レッスン会の後、イン9ホールでの練習ラウンドにも持ち込み、試し打ちを重ねた。

フェデックスカップポイントランキングの上位者から初日スタート時のスコアに差をつけるハンディキャップ戦。松山は2アンダー、トップのスコッティ・シェフラーとは8打差でスタートする。「初日で差を縮めないとチャンスはない。初日からいいプレーをできれば」とエンジン全開でティオフしたい。（ジョージア州アトランタ／桂川洋一）