2022年 全英オープン

「故郷に最も近いメジャー」 ホブランがノルウェーの新たな歴史に挑む

2022/07/17 10:14
ビクトル・ホブランがノルウェーに新たな歴史を刻む

◇メジャー第4戦◇全英オープン 3日目(16日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

6年前の2016年大会、最終組で一緒になったフィル・ミケルソンとの死闘を制したヘンリック・ステンソンはスウェーデン勢初のメジャーチャンピオンとなった。それと同じ衝撃を、ビクトル・ホブランは母国のノルウェーに与えたいと語った。

ノルウェーは本土の北半分が北極圏。国名に「北への道」と意味がつけられるほどの雪国では、夏のスポーツよりは冬のスポーツが盛んだ。ホブランもここ10年間は離れているそうだが、クロスカントリースキーとアルペンスキーの経験はあり、「僕たちは普段から『生まれつき足にスキー板が2枚ついている』と冗談を言い合うほど」と言う。

「ノルウェーで育ち、全英オープンはずっと長い間見てきた。それこそ、マスターズよりも。故郷に最も近いメジャー大会で優勝できたら本当に素晴らしいと思う」。自分のキャリアに箔(はく)がつくだけではなく、母国にとっての新たな歴史を切り開けるチャンスでもある。

マキロイとともに多くのギャラリーを引き連れた

最終日に一緒にプレーするのは北アイルランドのロリー・マキロイで、2日連続での同組となる。大会初日から大勢のギャラリーの声援を受ける強敵ではあるが、良いプレーをすればその声援は自分の元にも届く。「結局は、僕は自分のプレーをするだけ。ほかのことは気にしない」

最終日最終組の2人の年の差は9つ。遠慮をするつもりはない

前半3番からの4連続バーディでスコアを伸ばすプレーを披露したのに対し、10番でグリーン手前のバンカーからイーグルを奪うマキロイの好プレーにつられるように奪えたバーディもあった。ともに伸ばし合っての「66」。「ここにいることだけでも特別なのに、優勝するチャンスがあるとは…(現実か確認するのに)自分をつねる必要があるけど、だからといって遠慮するつもりはない」。最古のゴルフトーナメントを最高の一戦にしてみせる。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)

2022年 全英オープン