2022年 全米オープン

「全英まで、あまり時間がない」中島啓太は2戦目のメジャーも予選落ち

2022/06/18 08:00
普段冷静な中島も、この2日間は悔しさを隠せなかった

◇メジャー第3戦◇全米オープン 2日目(17日)◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)

冷静さを失わずに回ったが、ところどころで悔しさがにじむ2日間だった。中島啓太のメジャー2戦目は通算8オーバーで、4月の「マスターズ」に続いて予選落ち。「ショットも、ショートゲームもまだまだだった」と振り返った。

グリーン上でも思う一打が打てなかった

3オーバーで終えた初日は、午後7時過ぎにプレーを終えて練習場に直行。リベンジをかけた2日目は、序盤のミスが悔しくてたまらない。

第2ラウンドは初日にダブルボギーを打った10番からスタート。前日、右に曲げたティショットはフェアウェイをとらえたが、2打目が「完全に風を間違えた」とグリーンをオーバーして3オン2パットのボギー発進。パーパットを外すと額を抑えてうつむいた。

次は全英オープンでリベンジを

12番の1Wショットは340y近く飛んでフェアウェイセンターをヒットしたが、絶好の位置からグリーン手前にショートしてチャンスを逃した。「10、12番のボギーが最悪だった」と、序盤のミスが後半まで響いていった。

3バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「75」。「フェアウェイからミスしてしまって、スライスのパットもひどかった」と悔しさをにじませたのは、海外メジャーをただの「経験」とは捉えていないからだ。来月に控えた「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース)に向けての課題も見えた。「全英まで、あまり時間がない」。アマチュアとして臨む最後のメジャーに勝負をかける。(マサチューセッツ州ブルックライン/谷口愛純)

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