松山英樹が初優勝大会へ ウィルソンの新UT、9年前モデルのシャフトをテスト
2022/06/01 07:15
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(31日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7543yd(パー72)
練習場、ラウンド中もサインを求めて子どもが集まる。「マスターズ」チャンピオン、そして歴代優勝者とあって「ヒデキ!」と呼び止める声は練習日から多かった。
松山英樹が米ツアー初優勝を挙げたのが2014年の本大会。ケビン・ナとのプレーオフを制しての勝利に「よく勝ったなと思っています」と振り返るが、出場8度のうちトップ10は3度と好成績を残してきた。
月曜日は練習のみを行い、この日はコースに着くとドライビングレンジに直行。新しいドライバーのシャフトとアイアン型UTを試した。都度マイナーチェンジは行っているが、今回は気分をがらりと変えるようなクラブ選び。シャフトはグラファイトデザインの2013年モデル「TOUR AD MT」を久々にテスト、アイアン型UTはゲーリー・ウッドランドらが投入するウィルソンの新作、「ウィルソンStaff モデルUTアイアン」。
本戦での投入は未定だが、2週前に60位で終わった「全米プロゴルフ選手権」からの悪い流れを断ち切る武器になるか。約1時間の練習を終えると、パターは打たずにラウンドを開始。アウト9ホールを2時間半をかけて回り、感触を確かめた。
PGAツアー公式の優勝予想ではランキング9位に挙げられた。「いいプレーをするだけだと思うので、ひとつひとつ無駄のないようにしていきたい」。今年も多くの声援を背に、初優勝大会に戻って来た。(オハイオ州ダブリン/谷口愛純)