2022年 全米プロゴルフ選手権

日本勢3人がテキサスで全米オープン切符挑戦 木下稜介は米下部ツアー予選会も決意

2022/05/21 13:23
香妻陣一朗は最終ホールで悪夢

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(20日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

6人が出場した日本勢で予選落ちを喫した香妻陣一朗木下稜介金谷拓実は23日にテキサス州ダラスの2コース(レイクウッドCC、ロイヤルオークス)を使って行われる1日36ホールの全米オープン最終予選会に挑戦する。

メジャー初出場だった香妻はカットライン上で入った最終18番でまさかの展開。3Wのティショットを小川に打ち込んでダブルボギーをたたいた。「(ティイングエリアが)前からだったので、持つ番手も悪かったのかもしれない。もう1個、下げても良かったのかな」。ショートゲームで食い下がる持ち味は見せたが、「それまでにチャンスもあったし、それを決めきれずにカットライン上で最終ホールを迎えたことが悪かった」と受け止めた。

木下稜介は米下部ツアーの出場権獲得にも挑む

木下は午前7時スタートの第1組でプレー。突風が吹き荒れる中での「72」だったものの、初日の「79」が響いた。入念に準備を重ねてきたはずの米国メジャーは、想像を上回る厳しさだった。「日本でいくら良くても通用しなかった。すごい壁の高さを感じた」とした上で、昨年見送った米下部コーンフェリーツアーの出場権をかけた予選会に挑むことを明言した。「スポットで来るのではなく、こっちで経験を積んでレベルアップしないと到底無理だと思った。下部ツアーからはい上がって、こういう舞台で結果を出したい」

金谷拓実は連日スコアを崩した

金谷は「全然ダメ」と唇をかんだ初日の「77」に続き、「76」と崩れた。序盤からグリーン周りで必死にパーを拾うホールも目立ち、攻勢をかけられずにボギーが重なった。目標のPGAツアー参戦につなげるべく、次のメジャー切符を獲りに行く。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)

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