2022年 ザ・プレーヤーズ選手権

事前調整は控えめに 松山英樹「首がうまく治って…」

2022/03/09 08:36
開幕2日前、ショットは練習場のみ

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前(8日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7256yd(パー72)

松山英樹は“第5のメジャー”開幕2日前となる8日(火)のコースチェックをアプローチとパターの確認にとどめた。昼過ぎに会場入りすると、練習場でセーブしつつ丁寧にショットの状態を確かめ、その後アウト9ホールのグリーン周りを中心に下調べを行った。

アーノルド・パーマー招待」で不安を抱えていた首の状態は、まだ万全とはいかない様子。前週最終日はフィールド平均スコア「75.481」を記録した超ハードセッティングにあって、4人しかいないアンダーパーで回ってみせた。「アンダーパーで回っている4人はちょっと早めのスタートだったと思う」としつつ、「まあ良いプレーはできたかな」。コンディションが100%でない中、ショットの感覚自体は上々だ。

首の不安は残るものの、表情は明るい

「首がうまく治って、フルスイングできたときには曲がるかもしれない」と苦笑する裏で歯がゆさもにじむ。「もうマスターズも近いんで、そういうことは(なるべく)したくないんですけど…試合はやってきますし、体調を良くできないんだったら仕方のないことなんで」。ディフェンディングチャンピオンとして臨む4月の「マスターズ」まであと1カ月。目いっぱいのプレーの中で課題をつぶしていきたいタイミングではある。

目下のテーマのひとつが、現在取り組むスイングとアプローチのフィーリングをすり合わせていくこと。「それがうまくできれば、先週ももう少し良い順位で上がれていたと思う。(今週)そこがうまくできれば」。できること、やるべきことに集中する。(フロリダ州ポンテペドラビーチ/亀山泰宏)

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